不妊の原因は男性にも!確率は半々です!

男性の不妊治療と検査について

  • 不妊の検査は男女で同時に

不妊症というと女性だけに原因があると思われがちですが、不妊の原因は男女半々です。

夫が精液検査を受けたがらないケースが非常に多いのですが、もし原因が夫にあった場合、妻がいくら治療を受けても妊娠できません。

本当に二人の子どもが欲しいと思うなら、必ず両方が同時に検査を受けましょう。

精液検査は、不妊治療を行う産婦人科で受けることが可能で、自宅で採取した精液を専用の容器に入れて持参する場合と、医療機関の個室で採取する場合があります。

個室にはアダルトビデオなどが用意され、それを見ながらマスターベーションで射精します。

その場で採った精液のほうが、より正確な結果がわかるとされています。


  • 精子の質も年齢とともに低下する

卵子と同様、精子も年齢にともない劣化していきます。

女性は閉経すれば妊娠の可能性はゼロになるのに対して、男性の場合、はっきりしたタイムリミットはありませんが、年齢とともに精子の動きが悪くなっていくことがわかっています。

高齢の芸能人が若い女性と結婚し、子どもができたことがたびたび話題になりますが、個人差が大きいのであまり参考にはならないのが実情。

過去に妊娠させたことがあっても、加齢の影響も大きいため、現在の状態を知るために検査を受けておきましょう。

検査の結果、無精子症(精液の中に精子が見当たらない)や乏精子症(精子の数が少ない)と判明しても、「精液がたくさん出ているのだから、精子がいないわけがない」と認めたがらない男性は少なくないようです。

しかし、検査の結果が悪くても、薬物療法で改善する場合もありますし、最近、増加傾向が指摘されている精索静脈瘤(精巣の静脈の血液が逆流し、こぶのようなものができた状態)という病気は、日帰り手術や3日程度の入院で治療できます。

男性側の治療は泌尿器科で行われます。


  • EDには薬物療法が効果的

年齢が上がるにっれて生活習慣病のリスクが高くなり、勃起障害(ED)が生じやすくなることも指摘されています。

勃起はペニスが充血した状態ですから、糖尿病や動脈硬化で血管の内側が狭くなったり詰まったりしてしまうと、血流が不足して勃起できなくなってしまうことも。

また、精神的なストレスが原因でEDになる場合もあります。

EDの場合、バイアグラ、レビトラ、シアリスなど勃起改善薬を使えば、症状は改善しやすくなり、精子の動きがよくなるという報告もあります。

むしろ大変なのは、「射精障害」がある場合です。

ベニスをたたみやカーペットにこすりつけるなど不適切な方法でマスターベーションを繰り返したことで、女性の腔の刺激では射精できなくなってしまう男性が意外に多いといわれます。

この場合、精液を子宮に注入する「人工授精」が必要です。

精子をいい状態にするために心がけたいこと

  • 適正体重の維持(BMI 21~23程度:ホルモン産生には筋肉が必要)
  • アルコールを減らす(ビールなら一日一杯程度)
  • きついジーンズや下着をやめる
  • サウナ、長湯を控える
  • コーヒーなどのカフェイン飲料を控える
  • マスターベーション、あるいはセックスを週2回以上(射精)する
  • 禁煙

BMI

肥満度を表す指数で、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で出した数値が25以上は肥満、19以下はやせすぎと判断されます。
21~23程度が望ましく、脂肪が少なく筋肉量が適度にあることが予想されます。