妊娠中は特に葉酸が不足がち?

妊娠中は特に葉酸を摂りましょう

葉酸は細胞を造る働きや体の発育を促進します。
妊娠中は胎児の細胞がたくさん造られる時期なので、より多くの葉酸が必要になってきます。

葉酸は通常の食事で不足することは無いが、妊娠中や授乳時は葉酸を多めに摂取する必要があります。
心臓機能を低下させたり、大腸、子宮ガンの恐れも確認されています。

葉酸は、妊娠中に不足すると胎児に重篤な影響がでます。
葉酸は、特に妊娠初期に不足すると胎児の体にある神経の管が塞がる障害が起こり、最悪の場合、命に関わることがあります。
胎児の脳に重大な障害が残る危険性も報告されています。

葉酸は、必要以上に摂り過ぎると問題が起こります。
摂り過ぎることで、葉酸と協調して血液を造るビタミンB12という栄養素の不足を隠してしまうからです。
ビタミンB12の不足により悪性の貧血の症状があらわれる可能性があります。

葉酸は妊娠中には不足することの無いよう、また摂取過多にも注意が必要です。

妊娠したら葉酸が必要なの?

葉酸の主な役割として、3つあります。

  • 1つ目は貧血の予防です。

貧血はヘモグロビンという赤血球不足で起こる症状です。
この、赤血球は4ヶ月ほどで入れ替わります。新しい赤血球が作られます
このとき、葉酸が不足していると赤血球に異常が起こり悪性の貧血になってしまうのです。

  • 2つ目は動脈硬化を予防します。

動脈硬化になると、心臓や脳など、全身の血管に影響が及びます。
これは悪玉のアミノ酸が血管のなかで異常に増えることにより起こる症状で、葉酸が不足することによって引き起こされます。

  • 3つ目は細胞の活性化や再生に役立ちます。

葉酸は生命を次に伝える遺伝子やたんぱく質を造る働きをします。
特に細胞が分裂する生命維持に欠かせない粘膜や妊娠中には必要不可欠な要素です。

葉酸の不足で、悪性の貧血や発達障害、粘膜に異常がでます。
悪性の貧血とは、およそ4ヶ月で生まれ変わる赤血球が、葉酸の不足により肥大化して酸素を運ぶ能力がほぼなくなります。
酸素が不足することにより息切れやめまいなどの症状が出ます。

葉酸は、妊娠中や授乳時には特に必要です。
葉酸サプリメントでしっかり摂ることをおすすめします。

妊娠したら飲むべきサプリメントとは?

妊娠したら特に大切な栄養素は…
妊娠中に必要な栄養素

妊娠時に必要な栄養素に葉酸、鉄分、亜鉛があります。
葉酸には、細胞を生みだす作用や赤血球に働きかける効果があります。

葉酸は通常の食生活では不足することはありません。
特に妊娠中の女性は不足気味になるので、多めに摂取する必要があります。
葉酸が不足すると口の中に炎症が出来る、肌の荒れ、漫然とした疲れなどの症状があらわれます。

葉酸の摂りすぎは亜鉛の吸収を悪くすることがあります。
葉酸の摂りすぎやサプリメントからの摂取は許容量を確認しましょう。

葉酸が多く含まれている食物は、鶏や豚のレバー、うなぎ、緑黄色野菜です。その他、抹茶、焼きのり、ドライイーストがあります。

亜鉛は新陳代謝、細胞の分裂、蛋白質の生成、アルコールの分解、免疫力の活性化に必要です。
妊娠中は細胞分裂が特に活発になりますので、より多くの亜鉛が必要になります。
妊娠中は亜鉛不足になりがちです。不足はサプリメントで補うことが出来ます。

妊娠中は葉酸、鉄分、亜鉛が多く含まれる食品に加えてサプリメントでも補いましょう。